ホームページ管理人 俳人 渡邉雄蕉




10月号


横浜かたぶき俳句会
第183回定例句会

10月17日 土曜日 午後14時から 

当季雑詠  5句

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2026年9月定例句会第182回
最後まで我でありたし法師蝉 啓子
空広くラジオ体操夏休み ヒサ
雨乞いに線状降雨ぶちまかれ 誠作
秋出水地球のどこか片寄りて きょうこ
朝陽さす音色それぞれ虫時雨
読みさしに栞りて聴きぬ虫の楽 あやこ
今年また敬老の日の命かな 五郎
音もなく窓を濡らして秋しぐれ あきこ
夕月夜童が走る家路かな
原っぱの葉先に光る露葎
暑気はらい夜空一杯大輪花 ヒサ
ワシントンの戦意失う秋の蝉 雄蕉
洗ひたる空の蒼さや野分あと 弘棋
飛行雲ただ引くために秋の空 弘棋
高原やコスモス似合う小海線 啓子
盆供養瓜茄子牛馬で送迎す ヒサ
台風が列島狙い覗き見る 誠作
名刀のごとき秋刀魚の鎮座して きょうこ
怪獣の案山子列なす旅景色
まろび寝の踵へ風の涼新た あやこ
こころなき風に追はれて秋の蝶 五郎
新宿のビルを遠くに鰯雲 あきこ
東欧の戦士も愛でよ虫時雨
秋出水で済まぬ日本の豪雨かな 五郎
フル稼働クーラーやっと休み来る 誠作
末枯れる民主ルソーに学ぶ古書 雄蕉
鳥の来て人来ぬ庭や敬老日 弘棋
眠りても瞼に開く大花火 啓子
炎天や勝負の涙甲子園 ヒサ
風鈴が騒音やまず取り入れる 誠作
雨帯びて日に日に実る柚子の数 あやこ
秋晴れやインクのにほひ角封筒 きょうこ
風そよぎ雀と遊ぶ猫じゃらし
甘藷には戦の思ひ付きまとふ 五郎
赤とんぼ思ひのままの青い空 あきこ
掛け水に揺れる神輿や夏の雲
秋めくや流れる雲のたたずまひ あきこ
敬老祝いするりとほどく蝶結び あやこ
海外旅行は昔話や木の実降る 雄蕉
鈴虫の夕べうがいと深呼吸 雄蕉
我ここに在りと路傍の草の花 弘棋
死後のこと話す齢や秋彼岸 啓子
怖気なくバスを横切る幼トンボ ヒサ
ぼた餅がおはぎに変わり彼岸花 誠作
川の字に毬に収まる栗みっつ あやこ
一日にて秋のにほひや回り道 きょうこ
数珠玉や目指す物あり老いてなほ
ひもじさを思いおこさす甘藷かな 五郎
カンナ燃ゆ青春燃ゆる甲子園 あきこ
落日の余日細りて盆踊り
秋の暮子規が聴きたる遠音かな
秋茄子や過去を白紙と笑ふ母 きょうこ
煩悩も淡々として老いの秋 啓子
三食の薬三昧締めは柿 雄蕉
秋思とは遠き記憶の夢の中 弘棋


watanabe yusho 2017.1