ホームページ管理人 俳人 渡邉雄蕉




11月号


横浜かたぶき俳句会
第184回定例句会

11月21日 土曜日 午後14時から 

当季雑詠  5句

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2026年10月定例句会第183回
その角を曲れば天守風は秋 あきこ
秋黴雨止まぬ記録に立ちつくす きょうこ
夏の果て我も回想深々と ヒサ
断崖に垂るる色濃き蔦の花 五郎
名店の裏手いっぱい蕎麦の花 あやこ
名月や雲と戯れかくれんぼ 春
秋遍路ついに叶はず老いにけり 啓子
ねぐらへと急ぐ雀や夕案山子 弘棋
長雨に疲弊久々朝日よみがえる 誠作
銀光の甍越へぬか秋あかね 潜
紅葉散る狐と踊る石舞台 雄蕉
鎌倉の墓地花菊全うす 雄蕉
はかどらぬ物の断捨離秋の雨 啓子
残照の稲田はるかに篠ノ井線 あきこ
天高し信濃の空に山幾重 あきこ
人生にト書きもありぬ秋思かな きょうこ
十五夜の例年準備夜を待つ ヒサ
新涼の米とぐ水の光かな あやこ
終活を急げ急げと虫時雨 春
栗ご飯やはり食べたい日本食 啓子
ジャズの音をグラスに混ぜて聴く夜長 弘棋
長雨も台風一過青き空 誠作
紅葉の画面が誘ふ旅支度 潜
暮れる秋色は香るや散りぬるを 雄蕉
秋桜想ひ馳せたる幼少期 潜
色鳥来きのふもけふも同じ刻 あやこ
体育の日背筋伸ばすや万歩計 きょうこ
弓道部の子の挨拶や秋澄める 五郎
台風の去りて遥かに富士の青 あきこ
カンナ咲く道に園児の見え隠れ きょうこ
早朝の読経流れ来秋彼岸 ヒサ
朝白し夕色染めし酔芙蓉 春
秋声のひとつ部活の子等の声 あやこ
秋高し老いの散歩は大仕事 啓子
路地裏を巡る秋刀魚の煙かな 弘棋
早逝の子供訪ねる彼岸花 誠作
釣銭にギザ十見つけ秋の旅 潜
詩や音や秋の迷宮ジャズピアノ 雄蕉
彼岸花見納め悲しき墓じまい 誠作
忽然と炎の赤き曼殊沙華 春
年古りし名士の植樹紅葉する 五郎
軟らかく野分を交わす芒かな 五郎
柿供え義父さん植えた柿ですよ きょうこ
片づけに飽きて芒の庭に出る ヒサ
木犀やどこからとなく香り立つ 春
天高しグランドの声風に乗り あやこ
新涼やどこに行くのも杖だのみ 啓子
雲薄く伸ばし捌けゆく秋の風 弘棋
枯れ薄読経淋しき墓じまい 誠作
落日に産毛残して帰燕かな 潜
仲裁の芭蕉枯野に落ちた石 雄蕉
強風に負けず凛々しい葱坊主 ヒサ
すらみあふ光の渦よ秋日濃し あきこ
水澄むやこの池何句生れしか 五郎
道端に秋を置きたる直売所 弘棋


watanabe yusho 2017.1