横浜かたぶき俳句会

第176回定例句会

3月21日 土曜日

午後14時から 

当季雑詠      5句

   事務局 渡邉雄蕉 


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2026年2月定例句会第175回
紀元節弓の上には八咫烏 五郎
河津咲き染井つぼみで待つ桜 誠作
納豆に梅干し一つ春の朝 雄蕉
人生はフキノトウなりほろ苦さ 弘棋
スパイスは会話と知りて恵方巻
春節に日本を避ける蟻の群 誠作
点滴の堅きベッドや斑雪 きょうこ
酒蒸しの殻ふれ合いて浅蜊の香
春の季語句座は明日へのほの明り 啓子
寒明けや一人住いの不精ひげ 五郎
豆撒きや最後の声か鬼やらい ヒサ
追いかけて追いかけられて鳥の恋 あやこ
木漏れ日の一輪赤き冬椿 あきこ
寒林の奥にひろがる青い空 あきこ
かなしみにいろあるならば冬桜 あやこ
白梅にのみ込まれたる空家かな ヒサ
下萌えの強力疵を見落とさず 五郎
三崎口河津桜に人の列 啓子
梅の香や風に吹かれて届きをり
ものの芽に触れて残れる軟らかさ きょうこ
白梅に競い輝く夏みかん 誠作
紅梅や慌てて戻る手水舎へ
立春は四季のシグナル草の色 弘棋
春昼を開ける女の靴の音 雄蕉
節分や方位磁石の神探し
冬夕焼有終の美を惜しみなく 啓子
青空に湧いては消える春の雲 あきこ
雪つもりみな美しき庭のもの あきこ
翔ぶすべる雪に日の丸誇らしく あやこ
焼芋を食うてはふはふ舌の上 ヒサ
待春の鳥の音床に伏したまま 五郎
雪化粧見慣れた庭もよそよそし 啓子
窓越しの松の葉先に雪ふわり
和菓子屋の隣家の紅梅咲き揃う きょうこ
初場所や君が代歌う安青錦 誠作
早春の陽に照り映えて海の辺 弘棋
関取や左右踏みしめ春が来る 雄蕉
野菜切る音晴朗や春の暮 雄蕉
ゲレンデに途方なき若さ風光る きょうこ
凍てつくや故里今は銀世界 ヒサ
大寒や蓋が抗う湯気ふとき
陽だまりに雀のあそぶ春隣 あきこ
出番待つ地中の楽屋つくしんぼ あやこ
青空へ熊そっくりの雲浮かぶ ヒサ
スキーヤー地球を何度廻すやら 五郎
世に遠く余生は褒美竜の玉 啓子
猫柳そっと風ゆらぎ目をさます
大仏の沈思黙考春立ちぬ きょうこ
冷や水や米研ぎ辛く無洗米 誠作
大試験そっと触れたる肌守り
寒明けの波止場に染みる夕汽笛 弘棋
春の宵メダル取れずに涙雨 雄蕉
聖火燃ゆミラノの町に兆す春 弘棋
ポケットのしばるる指や朝日さす
常備薬寒明けの水やわらかく あやこ


watanabe yusho 2017.1